2021年度_CUFI
安房の高校生と市民によるウガンダ支援交流は28年目を迎えました。2021年はコロナ禍で例年通りの支援バザーを開くことは難しかったものの、「安房・平和のための美術展」や「ウガンダコーヒー月間」キャンペーンなどによる支援金により、CUFIに約1,000ドルを送金することができました。
安房西高校JRC部が文化祭でウガンダ支援バザーに取り組み、ウガンダコーヒーのほか、アフリカ布を使った手作りのエプロンやバッグなど(2021.5月新規入荷)を販売しました。
・Special thanks!! 神戸国際支縁機構のカヨコ基金より、ウガンダの子どもたちへ手作りマスクをご寄贈いただきました。
<2021年度支援金活用の報告> …⇒ PDF
◆ウガンダよりお礼と報告のメッセージ
安房の皆様が私たちを忘れることなく、毎年支援を続けてくださったおかげで、有益なプロジェクトを可能にしてくれました。たとえば、孤児たちの学費や日用品などを提供するばかりでなく、子どもたちの世話をする後見人やお年寄りにも食糧や衛生用品、蔓延しているマラリアの服用薬などを提供することができました。
孤児のほとんどは寄宿学校に入っており、休暇になると後見人と一緒に過ごし、クリスマスを祝うのが習慣です。その送迎は、2017年にクラウドファンディングにより寄贈していただいたワゴン車を利用しています。
私たちは、ウガンダ北部のメデ村のコミュニティも支援しています。食糧品などの生活必需品を届けるのですが、メデ村までは大変ひどい悪路が続きます。最適な走行状態を保つための整備や保険の支払いもあります。燃料費も世界的な高騰により倍増しており、それらの予算計上も必要です。
次に、COVID-19の影響によるウガンダの状況をお知らせします。ロックダウンに伴う休校は約2年間におよび、世界で一番長いと言われました。貧困や、早期の望まない妊娠と結婚などにより、中退せざるを得ない子どもたちが増えました。家族を支えるために、働かなくはならない子どもたちもいます。年齢を超えてしまったために本来の学年に入れなかったり、復学できなかったりと、希望を失ってしまった子どもたちもいます。
なかには、事件に巻き込まれたのか、行方不明になった少女もいて、再び元気に会えることを祈りながら探し続けているところです。
2022年1月に学校が再開したので、学びの機会を守るために、子どもたちを寮へ送り届け、学費や学習用品の支援も行いました。
長引くロックダウンにより国全体がうまくいかず、新年を迎えることも困難だった時期に、 皆様からの支援金を受け取ることができました。
当時は収入のない人が多く、生活の手段を模索していました。一日でも働かないと、翌日には飢餓が待っているのです。休校が続き、移動も簡単ではありませんでしたが、食糧を入手することが困難な家庭に、「カウム農場」の農産物を提供することがきたのはとても役に立ちました。
そこで今回の支援金は、「カウム農場」に投入することとしました。蓄えていた資金と合わせて2,500USドルを用意し、農場にある「アヤコ記念館」の改修・増築を計画しました。支援交流を牽引してきた愛沢伸雄さんの次女で、故綾子さんにちなんで命名した建物です。完成すると、農場の本館になり、事務所や受付・集会室、そして来客や作業者のための宿泊施設になります。
・NPO法人安房文化遺産フォーラム
・安房西高校JRC部 ・館山総合高校
・「安房・平和のための美術展」実行委員会
・「ウガンダコーヒー月間」キャンペーン協賛店舗
そのほか、様々な形で支援に協力して下さった多くの皆様に感謝し、愛を捧げます。
2022.07.09
スチュアート・センパラ
ウガンダ意識向上協会(CUFI)
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