卒業生の声

卒業生たちの声 / Voices from Japan

ウガンダ支援活動を通して学んだこと/大変だったこと/楽しかったこと
Learnings, difficulties and pleasures through Uganda supportive activities

 

文化祭の支援バザーでは、「かにた村」や保護者、地域の人から集まった服や雑貨などの仕分け、値札付け、売り場の配置、商品出しなどが大変でした。また、販売の時にどうやって商品を並べたら見やすいか・買いやすいか、相手の立場・目線に立って考えることが大切ということを学びました。こうした経験は、普段の授業では学べないことです。(安房南高1994年度卒)

In support bazaar at the school festival, it was very hard for me to classify clothes and sundry goods, put price tags, arrange counter and so on. I learned it is important to stand other person’s position and their eyes because we need to think arrangement of bazaar goods. I think we cannot learn these experiences in usual classes.
(Graduate of Awa-Minami High School in 1994)

 

卒業時に自分たちが着たジャージを送りました。そのジャージをウガンダの子どもたちが着ている写真を卒業後に見たときは驚きました。 (安房南高1994年度卒)

When I graduated from high school, I sent my jersey. I was surprised photos which children in Uganda wear it. (Graduate of Awa-Minami High School in 1994)

 

ボランティアはお金になるわけではないですが、写真を見ることで励みになります。喜んでくれている人がいるというのが目に見えます。一方で、当時は無我夢中で、やらされている感もありました。でも、現地の人のことを考えたら、簡単な気持でできないと思いました。今ウガンダ支援を振り返ると、安房南から安房へ、安房西へと続けていってくれていることに感謝の気持ちがあり、20年も続いてきたのは一人の力だけでは無理で、「すごい」という言葉だけでは済まないなと思います。ウガンダのセンパラさんも、高校が変わりながらも、20年も一緒にやってくれていることが嬉しいです。 現在は、高校を卒業して、家庭を持ち、高校生の時とは立場が違うけれども、何か手伝いできることがあればと思います。自分が何かすれば、自分の子どもも見てくれているだろうし、関心を持ってくれるのではないかなと思います。そして、思ったことや感じたことを、行動に移せること・移すことが大事なのではないかと思います。  (安房南高1994年度卒)

Although I don’t get any money from a volunteer work, I receive encouragement by seeing photos. Now, I reflect on Uganda support activities, I have gratitude for junior students of Awa-Minami, Awa, and Awa-Nishi High School. I also have gratitude for Mr. Sempala. I’m so happy he has worked together with us for 20 years. Now, I graduated from high school and had a good time with my family. I hope I can be of any help. If I get involved in some activities, my children will look at my attitude and show interest. (Graduate of Awa-Minami High School in 1994)

 

先輩が続けてきた活動を引き継いだ支援が実って、現地に「Awa-Minami洋裁学校」ができ、ホッとした感覚がありました。学校ができたことで、一部の先生方には、「活動を終わりにしよう」「ひと区切りつけよう」というような雰囲気があり、活動を続けていけるのかな、という不安があったのを覚えています。   (安房南高2000年度卒)

I was relieved when “Awa-Minami Tailoring School” was built there. I remember I felt anxiety that support activities would continue after this even though our support bore fruit by constructing a tailoring school. (Graduate of Awa-Minami High School in 2000)

 

自分の頑張ってきたことは、力になります。ウガンダ支援は「してあげたこと」ではなく、「自分のため」でもあります。高校時代のあの頃あれだけ頑張れたのだから、社会人になった今はもう少し頑張れるかなという励ましになります。昔の自分に励まされます。 (安房南高2000年度卒)

I have addressed Uganda support activities for myself because my hard work encourages me. I became a member of society, and now what I did in my high school days encouraged me. (Graduate of Awa-Minami High School in 2000)

 

活動に対しては、義務というより委員会の枠を越えてやっていました。みんなの眼がウガンダに向いていて、目的が同じ仲間だったので、活動は楽しかったです。終わってホッとして、お金を送った時の達成感はなんとも言えませんでした。嬉しいような…バザーをやっただけで子どもたちが喜んでくれる…。それも外国、遠い地で喜んでいる。やったからこそ得られた宝物だなと思います。  (安房南高2000年度卒)

I enjoyed support activities with my friends having same purpose for Uganda. When we sent funds, I felt accomplishment. I’m so happy. There are children who are delighted in foreign country by our support bazaar. This is my pleasure.(Graduate of Awa-Minami High School in 2000)

 

ウガンダ支援に関わっていた先輩たちが 安房南高校へ来た時、「まだ続いていたんだ」といったセリフがすごく印象に残っています。まさか、今、自分が同じセリフを言うことになるなんて思っていませんでした。 (安房南高2000年度卒)

When I was a high school student, my senior students were involved in Uganda support activities. They were surprised and told me that “Is the support activities still continued?” I did not except that I have said the same thing for junior students now.(Graduate of Awa-Minami High School in 2000)

 

英語の授業で手紙を書いたか…あまり覚えていませんが、「Awa-Minami洋裁学校」でミシンの前に座る 子どもたちの写真を見たときは、感動と衝撃、そして鳥肌が立つくらいの気持ちでした。ちゃんと目に見えて支援が届いているということを実感しました。同時に、この学校へ来られない子どもたちもたくさんいることに、せつなさと、どうしようもならない苦しさがありました。複雑な気持ちでした。まだまだ内戦があり、怖い思いをしている子どもたちがたくさんいる…自分たちより年下なのに、一日一日を精一杯生きている…。 日本にいて、贅沢な暮しをしていて、戦争の怖さも貧しさも知らないで、支援することが果たしていいこと なのか?と考えた時期もありました。でも「送ってもらった鉛筆で書いたよ」「将来医者になりたい」「先生になりたい」といったウガンダの子どもたちからのメッセージを見て、まっすぐで明るくて、大人っぽくて…。 子どもたちの夢が消えてしまうことのほうが悲しいことだと思いなおしました。できることしかやっていない、できる範囲でいいんだ、と改めて気づかされたような気がしました。 (安房南高2000年度卒)

I felt impression and got gooseflesh when I saw photos of “Awa-Minami Tailoring School” and children who sit in front of sewing machine. I realized with own eyes that our support reach children, at the same time, I felt painful that there are still a lot of children who cannot go to the school. I had mixed feelings. There are children who fearful by civil war…. They live desperately…. I spend generously on my life, and I do not know fear of war. I was bothered it is right in supporting, or not. (Graduate of Awa-Minami High School in 2000)

 

内紛による影響を受け、銃や戦闘機を描いた子の絵を初めて見た時は胸が痛みました。私達がウガンダという国を知り、国の状況を把握して、先輩方の活動を続けることに意味があると思います。そしてウガンダ支援を引き継いでくれた安房西高のJRC部のみなさんに感謝しています。千葉県の房総で、高校時代にアフリカのウガンダと関わることができるのは本当に貴重なことだし、なかなか無いと思います。私は、進んだ大学の学部もウガンダ支援がきっかけであったし、今所属しているボランティア団体もJRC部の活動が影響しています。これを機に支援することの意味や国外だけでなく国内(身近なところ)にも目を 向けることも大切と思います。(安房高2012年度卒)

My heart ached to see drawings by children depicting guns and fighters. I think it is important for us to continue support activities by understanding Uganda. And I have gratitude for Awa-Nishi High School JRC club. I think it is valuable for high school students to think of Uganda. I entered the faculty of the present university by the influence of Uganda support activities and I joined volunteer circle there by the influence of JRC club. (Graduate of Awa High School in 2012)