館山の自然と漁業、そして戦争と平和 平本 紀久雄 ◇はじめに 私の戦中・戦後の体 […]
【論文】平本紀久雄
●平本紀久雄(ひらもときくお)
1940年1月東京・本芝(現、東京都港区芝)生まれ。
4歳のとき東京で戦災に遭い、江戸川沿いの埼玉県北葛飾郡三輪野江村(現、吉川市)に移り住み育つ。
埼玉県立春日部高校をへて、船乗りに憧れ北大水産学部に進む。
北大在学中、北杜夫の『どくとるマンボウ航海記』(中央公論社)、今西錦司の『生物社会の論理』、宮地伝三郎の『アユの話』(岩波新書)などを読み、魚のフィールドワーカーを志す。
1962年北大卒業後、千葉県庁に入り千葉県水産試験場でイワシ・アジ・サバ・シラウオ・イバラガニモドキ(タラバガニ科)など、一貫して沿岸資源調査に従事する。
1980年、「マイワシの生活様式の研究」で北海道大学より博士号(水産学)を取得する。
在職中に出版社の勧めで『私はイワシの予報官』(草思社)、『イワシの自然誌』(中公新書)、『大船頭の銚子イワシ話』(崙書房)、『イワシの話』(らくだ社)などを著す。2000年春、千葉県を定年退職。
退職後、「千葉の海と漁業を考える会」を立ちあげ、沿岸漁業支援や海岸侵食対策に関わりながら浜の食文化(おもにゲテモノ食い)に関心を寄せ、エッセー集『イワシ予報官の海辺の食卓』(崙書房出版)を著す。
近著 2008年春、房州ゆかりの英国宣教師コルバン夫人の小伝『房州に捧げられた人 コルバン夫人』(崙書房出版)を、2009年暮れ、第二エッセー集『イワシ屋の身辺雑記』をそれぞれ出版した。
現在70歳、千葉県館山市在住。
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