元気なまちづくり市民講座

「元気なまちづくり市民講座」≪漁村が誇る3つの“あ”のまちづくり≫

概要

Ⅰ.スケジュール
◇2月13日(土)
10:00
富崎地区公民館集合
「青木繁の愛した漁村物語」(講師:池田恵美子・30分)
(10:30 ウォーキング 布良地区・相浜地区散策(1時間))
主催者挨拶 愛沢伸雄「地域課題をどうみるか」
国交省モデル事業「3つの〝あ〟のまちづくり」について

12:00
≪昼食≫
「おらがごっつお」…相浜漁協(磯焼き)各自500円負担

13:15
・参加者自己紹介(45分)
・参加者の趣味や活動内容、午前の感想などを聞く

14:00
講話①(15分)
齊藤ゆか先生(聖徳大学)
・感想・「まちづくり」とはなにか
・NPO全国生涯学習まちづくり協会の紹介

14:15
参加者意見交換会(1時間)
コーディネート 齊藤ゆか先生
・地域課題の抽出
・子どもや孫にどんな地域を手渡したいのか
・明日のグループディスカッションをどう進めるか?
(ex.テーマ別など)

16:00 終了

◇2月14日(日)
10:00 富崎地区公民館集合※前日とは参加者が入れ替わる
前日のフォローアップ(齊藤ゆか先生)
講話② 福留強先生(聖徳大学教授)
・全国のまちづくり成功事例とその解説
(大山、やねだん、医療まちづくりなどを)

11:00
グループ別意見交換会・自己紹介
(テーマ別にするか)

12:00
≪昼食≫(おらがごっつお)…富崎館:各自500円負担
安房節の踊り披露

13:00
グループ別意見交換会

14:30
グループ別発表

15:00
講評 福留強先生

15:20
主催者挨拶:愛沢伸雄・池田恵美子

15:30 終了

Ⅱ.場所:富崎地区公民館

Ⅲ.対象:館山市富崎地区住民(500世帯・1000人)
1 主婦(13日)
2 区長会・青木保存会運営委員(14日)
いずれも65歳以上の方が対象
=まちづくり意識を持たない人・スイッチが入っていない人

Ⅳ.参加人数:各日40人(延べ90名)
・いずれか1日のみの参加者が多い
・初日参加者が翌日も参加する仕掛け

Ⅴ.討議の課題
・限界集落の深刻な地域課題を抽出
⇒可能性はどこにある?
→一緒になって地域の“困りごと”を解決することが、
地域の活性化につながるというストーリー
・「まちづくり」は楽しいこと探しから

Ⅵ.目的
・地域への誇りと夢と希望を育む … 「あきらめ」から「可能性」へ
・「まちづくり」への理解と関心 … 地域課題の解決は自分たちの手で
・地域課題プロジェクトへの参画促進 … 小谷家保存・ガイド・食文化・安房節など
=モチベーションアップ→よし!明日なにやろうか?という気持ちの養成

Ⅶ.目安

1青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会の活動活発化
※同会は、NPO安房文化遺産フォーラム、富崎地区コミュニティ委員会。芸術・文化関係者などで構成。青木繁滞在の小田木家と記念碑を保存するための募金活動を行う組織。現在、募金、広報、地域活性化(食文化推進・安房節保存)、保存(修繕・草取り)の4グループに分かれて活動中。
同会全体が「自発的に活動する組織」になること。
※同じ目的を持つ組織『NPO法人青木繁「海の幸」会』が存在。故・平山郁夫氏など文化人が組織。彼らは地元と協働する意識があるが、地元保存会はそれに対応していない。=一緒に手を組む意識を高めたい。

2安房節・食文化継承・推進者の鈴木さん(主婦)の課題
=地域に広めること。老人会などとの連携実現(受講者による理解と賛同)。

Ⅷ.地域アニメーター資格について
当初想定していた「まちづくり意識」を共有する方々よりも、一歩手前の参加者(スイッチが入っていない)が多い。地域アニメーターになることで、次のステップを生み出す。

Ⅸ.今後の展開
安房文化遺産フォーラムを中心にした地域づくり活動は、「地区に根ざした住民が主役になった活動」に舵をきっている。今回の講座を通して、着実に階段を上っていくリズムをつくり、「まちづくり研究会」がサポートしながら、安房文化遺産フォーラムのまちづくりストーリーを構築していきたい。富崎地区の取り組みは、研究対象としても「まちづくりの成功事例=モデル事業」になるようにしていきたい。今回の講座はその「きっかけづくり」になった。