館山賛美の絵手紙(青木繁)

青木繁は、1904(明治37)年8月22日、
房州富崎村字布良・小谷喜録(喜六)方に滞在中、
親友・梅野満雄(福岡県八女郡三河村在住)に宛て、
4枚にわたる絵手紙を出状しています。
そこには、
布良・相浜・神戸・平砂浦の素晴らしさが
綿々と綴られており、また、
精力的に大作《海の幸》に取り組んでいる姿も
描かれています。

<参考論文>
絵画から読み解く館山まるごと博物館
〜青木繁『海の幸』と倉田白羊『水門』の誕生背景を探る〜

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絵手紙の原物は、
梅野満雄の長男・梅野隆氏が館長を務める
長野県東御市の梅野記念絵画館で所蔵しています。

館山市布良の青木繁「海の幸」記念館では
絵手紙の複製画を展示しています。