海の幸記念館、GW中は開館
(房日新聞2018年4月28日付)
館山市布良の小谷家住宅「青木繁『海の幸』記念館」は、ゴールデンウィークまつりとして、きょう28日から5月6日まで毎日開館(通常は土曜、月曜日のみ)する。あす29日と5月4日にはウオークイベントもある。
29日と4日にあるのは「癒しの森ウオーキングIN安房自然村」で、午前10時から、安房自然村ホテル正翠荘で午前9時半から受け付け。参加費は500円(小中高300円)で、入館券、傷害保険付。
海の幸記念館は、午前10時から午後4時まで。維持協力金(入館料)が一般200円、小、中、高100円。
問い合わせは、NPO法人安房文化遺産フォーラム(0470-22-8271)まで。
青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅
2018年4月28日(土)〜5月6日(日)毎日開館
*おらがごっつぉ お楽しみ市 ときどき音楽会 in青木繁「海の幸」記念館
4月28・29・30日(土日月) 11:00〜14:00
5月3・4・5・6日(木金土日) 11:00〜14:00
*癒しの森ウォーキング in 安房自然村 ※雨天中止
安房自然村の森には、有志で整備した階段の遊歩道と、山頂には360度の眺望を堪能できる
手作りの天空テラスがあります。紙芝居「八犬伝」もお楽しみください。
4月29日(日)・5月4日(金) 10:00〜12:00
受付9:30〜 安房自然村ホテル正翠荘
参加費500円(小中高300円)‥ 青木繁「海の幸」記念館入館券・傷害保険付
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館山・小谷家住宅で人形浄瑠璃楽しむ
(読売新聞千葉版2018.3.16付)‥⇒印刷用PDF
館山市布良(めら)の小谷家住宅「青木繁『海の幸』記念館」で21日、江戸人形浄瑠璃を楽しむ会が開かれる。
築役130年の小谷家住宅の周辺地域では、かつて人形浄瑠璃が行われていた。住宅の雰囲気にも合うため、昨年初めて同記念館で上演したところ好評を博した。このため、今回は午前10時からと午後1時半からの2回上演する。
出演は相模原市を拠点に活動する江戸人形浄瑠璃保存会(中込功代表)の一座。「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」など2演目を上演する・
公演に合わせ、人形浄瑠璃の主人公の女性たちを描いた日本画の特別展示も行われる。
人形浄瑠璃の定員はいずれの回も40人。鑑賞料は1000円。要予約。問い合わせは小谷さん(090・3434・3622)へ。
NPO法人青木繁「海の幸」会「快燦会」開催
「小谷家住宅」修復・保存の目標達成
(新美術新聞2018.3.21付)‥⇒印刷用PDF
人形浄瑠璃楽しみませんか
小谷家で21日に上演
(房日新聞2018.3.14付)‥⇒印刷用PDF
館山市布良にある小谷家住宅「青木繁『海の幸』記念館」で21日、江戸人形浄瑠璃を楽しむ会が開催される。鑑賞量は1000円、事前予約制で、鑑賞を呼び掛けている。
築130年の雰囲気ある旧家を劇場に演じる。昨年好評だったため、今年も開催する。出演は江戸人形浄瑠璃保存会(中込功代表)一座。演目は「寿式三番叟」「生写朝顔話 宿屋より大井川の段」。
第1部は午前10時、第2部は午後1時半開演。定員は各40人。演目鑑賞後にはワークショップで操作指導も受けることができる。
また、同日から4月22日までは、人形浄瑠璃を得街や日本絵画の特別展示も予定されている。
申し込み、問い合わせは小谷さん(090-3434-3622)まで。
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‥⇒案内チラシ
江戸人形浄瑠璃を楽しむ会
「寿式三番叟」「生写朝顔話 宿屋より大井川の段」
⇒印刷用PDF
日時=平成30年3月21日(水祝)
●第一部10:00/●第二部13:30
鑑賞料1,000円
会場=青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅
【要予約】090-3434-3622
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※同時開催=浄瑠璃絵画展
日本画家・山口絹枝氏から、宮前秀樹画伯が人形浄瑠璃を描いた日本絵画を寄贈いただきました。外房捕鯨(株)庄司博次会長よりお借りした所蔵作品とともに、特別展示します。
小谷家の 修復・保存、目的達成で「海の幸」会解散
都内で式の翌日には有志が館山訪問
房日新聞2018.2.28付‥⇒印刷用PDF
青木繁が「海の幸」を描いた館山市布良の小谷家住宅の修復、保存に向け、全国の画家で組織した「NPO法人青木繁『海の幸』会」(大村智理事長)が、当初の目的を達成したとして、22日に東京都内で解散式を行った。翌23日には、会員有志が館山を訪れ、公開されている小谷家を見学した。
海の幸を生んだ小谷家を後世に残そうと、全国の画家、美術関係者で平成22年に発足した団体で、ノーベル賞受賞者の大村氏が理事長。
小谷家、地元保存会、市と協力、連携して修復、保存に向けた運動を展開。会では広く全国に向けて寄付を呼び掛け、全国の画家に協力を求めたチャリティー巡回展などでも資金を集め、地元保存会の募金、市の補助金を合わせて、管理棟建設を含めた総工費4300万円を集め、修復、公開を実現した。
同会によると、会の運動に賛同した会員は約700人。大村氏も個人で多額の寄付、石橋財団も1200万円助成しており、同会の呼び掛けで集まった寄付は約3500万円になるという。
小谷家は2年がかりの修復で平成28年4月、「青木繁『海の幸』記念館」としてオープン。1月末現在で来場者は5000人を超え、多くの訪問客でにぎわいをみせており、会では当初の目的は達成したとして、活動をまとめた記念誌発行をもって解散した。
大村理事長に感謝状を手渡す金丸市長=都内で
解散式は「快燦会」の名称で都内であり、大村理事長ら130人が参加。式には館山市の金丸謙一市長も出席し、「海の幸会の活動なくして、小谷家の修復はできなかった」と謝辞を述べ、大村理事長に感謝状を手渡した。
翌日には、当初から活動に関わる同会の吉岡友次郎事務局長、吉武研司理事ら会員有志14人が、小谷家を訪れた。吉岡事務局長は「吉武さんとこの地に訪れ、保存をしたいと動き出し、18年になる。小谷家が修復され、このような形で公開され、こんなにうれしいことはない。青木繁も喜んでいるはず」と笑顔。
解散にあたり「(小谷家を修復するという)会の目標は達成し、ここで句読点を打つことになった。会員には記念誌を配布し、地元の保存会への協力をお願いした。今後は会員が個々に保存会のメンバーに加入し、地元の保存、管理を支援する形にしたい」と語った。
現当主で記念館館長の小谷福哲さんは「皆さんのおかげでここまで来る事ができた。会員の皆さんの思いを受け止め、今後も末永く、保存、公開の活動を続けていきたい。訪れた人に、青木がここにいて、海の幸を描いたという雰囲気、空気を感じてもらえるようにしたい」。先代の小谷栄さんは「修復され多くの方に見に来てもらって、うれしいね」と喜んでいた。
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【写真説明】小谷家を前に記念誌を手にする海の幸会や地元の関係者ら=館山市布良で
【写真説明】大村理事長に感謝状を手渡す金丸市長=都内で