NHKニュース(2019年4月30日)で、
「海とアートの学校まるごと美術館」が取り上げられました。
⇒閉校した小学校で美術展 館山
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館山市で、閉校になった小学校の校舎を会場に、地域ゆかりの画家たちの作品を集めた美術展が開かれています。
「布良の海を愛した画家たち展」と題したこの美術展は、地元で活動する「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」が、おととし閉校になった旧富崎小学校の校舎を活用して初めて開きました。
会場には、明治から昭和にかけて活躍した地域ゆかりの3人の画家、青木繁と寺崎武男、それに倉田白羊の作品に加え、地元の子どもたちが描いた模写絵など合わせて100点余りが展示されています。
このうち「平和来たる春の女神」は、寺崎が昭和21年春に完成させたびょうぶ絵の実物で、遺族から「保存する会」に寄贈されたものです。
訪れた人たちは、房総の神話が描かれた作品などを一つ一つ、じっくりと鑑賞していました。
主催した団体の会長を務める島田博信さん(85)は「偉い画家の絵というのはなかなか見てもらう機会がないので、できるだけ多くの人に鑑賞してもらいたい」と話していました。
館山まるごと博物館004「海とアートの学校まるごと美術館」
◎明日27日(土)10時~「海とアートの学校まるごと美術館」
4月27日(土)~5月6日(月)まで開催する「海とアートの学校まるごと美術館」では、
布良を愛した画家たちの作品を展示するほか、皆さんが参加し、お楽しみいただける
イベントを企画しております。
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【イベントスケジュール】
4月27日(土)
・11:00~防災寺子屋講座「地震津波の避難所の心得」
・13:30~歌byふーたむ
4月28日(日)
・13:30~南京玉すだれ
4月29日(月)
・10:30~俳句吟行会
・13:30~手品&絵巻語り部
4月30日(火)
・10:30~貝磨きアート体験
・13:30~漁村ウォーキング
5月1日(水)
・13:30~上映会「日曜美術館・青木繁」
5月2日(木)
・13:30~太極拳講習会
5月3日(金)
・11:30~剣がつなげる2020プロジェクト
・13:30~殺陣演舞by魂刀流南総青剣会
5月4日(土)
・13:30~神話の浜ウォーキング
5月5日(日)
・13:30~手品&紙芝居「八犬伝」
5月6日(月)
・13:30~歌byえ~ころ♡バーバンズ
ゴールデンウィーク、海辺の小学校に名画が勢ぞろい!!
”アート”を通じて、”海”を体感しましょう。
4月27日(土)~5月6日(月)までのゴールデンウィーク10日間、
「海とアートの学校まるごと美術館~布良の海を愛した画家たち展~」
を開催します。
日時:4月27日(土)~5月6日(月) 10時30分~15時
会場:旧館山市立富崎小学校(館山市相浜282-1)
料金:入場無料(一部有料体験コーナーあり)
詳細⇒http://aoki-shigeru.awa.jp/News/item.htm?iid=284
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西洋画家・青木繁が重要文化財『海の幸』を描いた館山市布良は、
風光明媚な景観が広がり、多くの画家に愛され「美術界の聖地」と呼ばれた漁村です。
原画に忠実な色彩が再現された青木繁作品の複製画、
布良崎神社に鳥居方の額装で奉納されている作品や神話シリーズの寺崎武男の大作、
倉田白羊の襖絵などの原画を一堂に公開。
海の写真や漁具、富崎地区ゆかりの歴史や偉人も紹介。
青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅も毎日開館いたします。
当時のたたずまい、青木繁の感じた空間をご堪能ください。
また、毎日13時30分より、音楽や殺陣演舞、漁村ウォーキング、貝のアクセサリーづくりなど、
大人も子どもも楽しめる企画が盛りだくさん。
ふるってご参加ください。
催しの詳細は、追ってご案内いたします。
青木繁『朝日』県重文に4件
文化財保護審答申
(佐賀新聞2019.3.28付)‥⇒印刷用PDF
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佐賀県文化財保護審議会は27日、洋画家の青木繁(1882〜1911年)が唐津市滞在時に描いた「朝日」や公益財団法人鍋島報效会が所蔵する明治時代の「小袖地(こそでじ)ドレス」鳥栖市の「藤木(ふじのき)遺跡」から出土した弥生時代後期(期限1世紀)の石製青銅器鋳型4点の計3件を重要文化財に、武雄市の「御船山(みふねやま)楽園」を文化財の件名勝にそれぞれ指定するよう答申した。県名勝の指定は初めてとなる。
「朝日」は、1940年の作品で青木の油彩画の絶筆とされる。代表作で奔放な筆致の「海の幸」とは対照的に、波のうねりと雲海のかなたの太陽が穏やかな画風で描かれている。佐賀の洋画壇発祥の契機となった作品と捉えられ、近代美術史に大きな影響を与えた。
小袖地ドレスは、イタリア公使を務めた佐賀藩最後の藩主鍋島直大(なおひろ)の妻の榮子夫人が着たと伝わり、西洋文化導入期の1880年代に制作された武家階級の女性が着用した小袖地を転用し、欧米で流行していたバッスル・スタイルを取り入れた和洋折衷のドレスで、優雅さや華やかさが表現されて希少性も高い。
藤木遺跡では、飾り金具の「銅釦(どうこう)」を鋳造した鋳型1点が国内で初めて出土。銅釦の製作地は国内か国外化で意見が分かれていたが、一部が国内で生産されたことを裏付けた。「銅鏃(どうぞく)」や「銅釧(かなくしろ)」の鋳型も見つかり、鳥栖地域では青銅器生産が弥生時代中期から後期まで継続したことも示した。
御船山楽園は国登録記念物で、江戸時代後期に佐賀藩武雄領主鍋島茂義が京都から狩野(かのう)派の絵師を招いて造った楽園を基礎とする。桜や紅葉など四季折々に趣があり、ツツジの開花期にはじゅうたんを敷き詰めたような花と背景の断崖絶壁が調和した景観が見られる。
4月以降に4件が指定されると、県の指定文化財は合計で322件となる。
(山本礼史)
寺崎武男の遺族200点寄贈
27日から「安房ゆかりの名画展」で公開へ
(房日新聞2019.4.14付)‥⇒印刷用PDF
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安房ゆかりの画家たちの名画を集めた「海とアートの学校まるごと美術館」(青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会主催、房日新聞社など後援)が27日から5月6日まで、館山市の旧富崎小学校で催される。展示を前にこのほど、館山に定住した洋画家・寺崎武男の遺族から、寺崎の絵画など200点以上が同会に寄贈され、関係者は展示に向けた準備を進めている。
寄贈されたのは、洋画や手帳、手紙など200点以上。洋画は、安房開拓神話や、戦争と平和を題材にしたものが多く、西洋古典画法のテンペラや油絵、銅版画など、多彩な技法で描かれている。11日は、会のメンバーらが寄贈された作品を広げ、どれを展示するか選ぶなど準備にいそしんでいた。
日本創作版画協会を設立するなど日本美術史に影響を与えた寺崎は、別荘のあった西の浜(同市)に拠点を移し、昭和24年から4年間、現在の安房高校で美術講師を務めたという。美術部で指導を受けた同会の嶋田博信会長(85)は、「子どもの時には分からなかったが、今になって先生の偉大さを感じている」と感慨深げ。「地域のことを描いたたくさんの素晴らしい作品がよく残っていた。ぜひ大勢の人に見てもらいたい」と話している。
会場は、平成29年に閉校した富崎小学校。校舎の利活用を目的に企画され、3月には地区住民ら延べ100人が、3回にわたり校舎内を清掃した。
寺崎の他に、洋画家の青木繁や倉田白羊の作品も並ぶ予定で、学校周辺でのウオーキングなどイベントも企画している。入場無料。
問い合わせは、事務局のNPO法人安房文化遺産フォーラムの池田さん(090—6479—3498)へ。
【写真説明】寺崎武男の作品を広げるメンバーら=旧富崎小学校で
イオン館山、黄色いレシート運動
16団体に31万円分助成
(房日新聞2019.4.12付)
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青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会では、
このたび、房総の神話を描いた画家・寺崎武男のご遺族より、
絵画など約200点寄贈を受けました。
4月27日(土)~5月6日(月)に開催する
「海とアートの学校まるごと美術館の~布良の海を愛した画家たち展~」で
貴重な作品の数々を展示します。
どの作品も圧巻です。ぜひ多くの方のご来場をお待ちしております。
房日新聞(2019年4月14日付)
「寺崎武男の遺族200点寄贈 27日から『安房ゆかりの名画展』で公開へ」
⇒190414房日(寺崎絵画寄贈)
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