お知らせ

【活動】令和元年房総半島台風(安房南高校レスキュー)

2019年9月9日 深夜より、台風19号の暴風雨が房総半島を直撃し、安房地域では未曾有の被害を受けた。旧安房南高校では県指定有形文化財の木造校舎で、屋根に穴が開き、窓サッシが外れて落下した。

連続して起きる豪雨により、屋根の穴は拡大し、雨漏りは1階廊下に水浸を及ぼした。NPOや愛する会のメンバーおよび、Twitter 拡散により関東各地から駆け付けボランティアが力を合わせて、校舎内にブルーシートを張り、文化財保護に尽力した。

管理者の安房高校とも相談しながら、文化財建造物修復の専門家の榮山慶二氏(本会顧問)を中心に、屋根の穴を修復する工事に取り掛った。しかし繰り返される豪雨のなか、多くのボランティアによって、11月下旬にようやく一段落した。今年度の公開事業は中止となった。

【お知らせ】旧安房南高校木造校舎見学会中止のお知らせ

2019.10.24 房日新聞

度重なる台風で被災した方々にお見舞い申し上げます。

私たちの愛する木造校舎も台風15号で屋根に穴が空いてしまいました。すぐに応急処置をしましたが、繰り返される風雨で内部は雨漏りしています。
このような状況では安全確保が困難なため、今年の見学会は中止となり、草刈りや掃除などの活動もしばらく見合わせられることとなりました。

1日も早い安房の復興と木造校舎の回復を願うとともに、
19号による広域被災地の復興を心より祈念しております。

【台風災害】大雨で大粒の雨漏り

深夜から続く大雨で、木造校舎内は1階も2階も大粒の雨漏り。
廊下は水浸しとなり、磨き上げてきた床には、無惨にもシミができてしまいました。
これ以上悪化しないよう、急いでブルーシートを使って、雨水を一点に集め、バケツに流れ込むようにしました。
貴重な資料も濡れないよう、机の上に並べるなどして、資料を底上げ。
上からの雨漏りには、
ブルーシートをかぶせて対応しました。

【台風災害】瓦屋根の応急修理

屋根修理2日目。屋内から上がっての修理は限界ということで、いよいよ足場組む段階になりました。しかし地元業者は難しく、東金からの支援部隊で足場を組みました。

瓦がズレている箇所はまだまだありますが、一番ひどい箇所の屋根は写真のような応急修理を行いました。

【台風災害】木造校舎の屋根を応急修理

文化財修復専門家の榮山さん(愛する会顧問)が、木造校舎の屋根瓦の応急修理の調査で、屋根に上りました。

竜巻を伴う台風だったためか、大きく穴が空いた屋根の損傷部分は、えぐり取られているような状態だったようです。損傷部分の下はトイレで、教室ではなかったのは幸いです。
被害が広がらないよう、榮山さんらが当面の緊急措置をしてくださっています。

愛する会のメンバーも手伝って、ガラス割れの板止めや雨漏りの掃除をおこないました。

【台風災害】木造校舎の被害

令和元年9月9日未明、強大な台風15号が房総半島を直撃しました。

県指定有形文化財の旧安房南高校木造校舎は、屋根瓦が一部損壊しました。
一番ひどい箇所は、穴が大きく空いてしまい、室内から空が見えてしまう状況です。
また窓硝子が割れたほか、木造校舎の内部にも傷みが生じています。

地域が誇る木造校舎が痛々しい姿になってしまっていますが、文化財修復専門家の方などが、
応急措置を検討してくださっています。

【お知らせ】旧安房南高校木造校舎 見学会 ⇒中止

関東大震災から7年後、女子教育の殿堂として、昭和初期の技術の粋を集めた和洋折衷の建築。
左右対称に大きく羽を広げた白鳥のような、美しい地域遺産を一般公開します。
どうぞご来場ください。
●PDF:安房南高校見学会チラシ

【日時】2019年10月27日(日)10:00~15:00
【主催】千葉県教育委員会・安房高校
【運営】NPO法人安房文化遺産フォーラム
【協力】安房高等女学校木造校舎を愛する会
【後援】館山市・館山市教育委員会・千葉日報社・千葉テレビ放送・房日新聞社・(一社)館山市観光協会・館山商工会議所