青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅
青木繁が滞在し《海の幸》を描いた舞台となった小谷家住宅は、明治20年代の漁村を代表する住宅として、市指定文化財となった。
漁村の活性化と、美術界の聖地としての保存が望まれ、市民と全国の著名な画家による募金活動が展開され、修復を経て、2016(平成28)年に青木繁『海の幸』記念館として開館。
また、青木繁没後50年を記念し、1962(昭和37)年に建立された《海の幸》記念碑は、隣接した館山ユースホステルと同じ建築士・生田勉(東京大学教授)の設計による。しかし1998(平成10)年にユースホステルの営業停止に伴う解体時に、碑の撤去命令が出されましたが、富崎地区住民らの保存運動により、市が国に地代を払うことにより撤去を免れた。