台湾からの企業進出
●「UMCJAPAN(UMCJ)」という世界的な半導体製造会社●
千葉県館山市山本1580番地には、「UMCJAPAN」(UMCJ)という会社の本社と工場がある。
〜資本金271億円(2007年12月31日現在)代表取締役会長宣明智・社長 李 光興(Kevin Lee)〜
業界トップクラスの半導体製造技術を持った「UMC」から、高度な製造プロセスや最先端の生産技術を導入して、半導体の自社設計製品はもたず、すべて顧客が要望している半導体製品をファウンドリー(受託生産)している国内唯一の製造会社である。
現在、半導体の市場拡大が予想されているなかで、顧客の要望に応じた高品質製品をタイムリーに提供するファウンドリー事業は注目されている。日本における、この事業でのパイオニアとして、製造委託を中立的な立場で受けて、最先端の半導体生産技術とともに、きめ細かい技術サポートや最短のサイクルタイム、そして適正な価格によって高い評価を受けているという。
UMCJは「高品質な半導体はクリーンな工場でなければ生まれない」と考え、半導体製造工場で働くUMCJの社員一人ひとりがクリーン化に努め、なかでも無軌道ロボットなど先進的な自動化システムの設備などにより、常にクリーンな工場の環境づくりがめざしているという。
また、1984年創業以来「可能な限り自然の形状を活かした工場建設」、「自然林との調和のとれた緑地開発」を積極的に推進し、1994年には「緑化優良工場」として関東通産局長から表彰されたという。
さらに、創業時より半導体工場としては「クローズド循環による水の有効活用」を徹底して、豊かな自然環境の維持に務めきたという。