布良日記

3月3日

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桃の節句にふさわしい日和です

古い雛様と(江戸中期頃と明治)つるし雛見たくてね来ましたよ

今日は早くこないと混むと思ってさ「 海の幸」の画は忘れられているね

今日一日52名のお客様がにこにこ顔で時間を過ごされました

 

 

煎茶道を楽しむ会

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小さなお茶椀で(お雛様が描いてある)いただいた初めてのお煎茶、

私には甘く深く、ほのかな香り、お干菓子もすべてが心に残りました

「海の幸」を描いた青木繁が泊した、この小谷家の部屋で・・お茶をいただけるなんて

素晴らしい!最高でした!

財団法人煎茶道東阿部流教授 天内翠紫先生、社中の皆様・お花をいけてくださった先生方

素晴らしい時間をつくってくださいましてありがとうございました

天内先先とお話しをしたくて、お道具をもう一度拝見させて頂きたくてと残ったお客様

天内先生と一緒に素敵なお顔でぱちり!

今日は初午祭

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春の最初の午ノ日が初午祭 今日です

庭で掃除をしているとで十時に行きますからと声がかかる 神主様は朝から

稲荷講・一軒稲荷社と廻り忙しそうだった

稲荷様の通る道にあら砂を敷き 御供えは油揚げ、赤飯

誰かがするめも好きだよと言われたが?

相浜はまだ神主様が廻る件数が多いようだ   

昭和50年頃まで小学校の生徒がおこずかいになる楽しい行事の一つだった

夜、地区ごとに集まり各家家に廻り歩く

大きな声で(女の子は少し恥ずかしいけど)

  お稲荷さんのお初 あげておくれあげねと商売繁盛させね

というと玄関があきご苦労様と家の人がお菓子やお金をくださる・・とてもうれしかったなあ

今は子供もいなくなり漁師さんも少なくなり 時代の流れでこんな風習もなくなった

今日は海の色もまっさおで富士山がくっきり見えた

あたり前に見ている私達だが相浜亭に食事に見えた若者が””すげーな”連発しているのに驚いた

 

 

 

江戸人形浄瑠璃を楽しむ会

天井も鴨居も黒光りのここ築120年近い青木繁「海の幸」記念館小谷家で

1月17日午後13時30分に開かれました

鴨居を前にして舞台ができてました  35名の客様が丁度よい客間

へたりのある座布団も客の手が舞台に届くほど近いし全てが浄瑠璃を楽しむに

雰囲気をかもしだしていました

寿三番叟から始まり傾城阿波の鳴門(巡礼歌の段)と知られている段

しかしついつい涙、涙の客座敷でした

おひねりも飛び 拍手は何度も何度もなり

素晴らしい時間をみなで共有できたのではと思いました

私は江戸人形浄瑠璃は初めてでした

小谷家からも浄瑠璃の脚本が見つかっているとまたまた楽しみです

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小正月(女正月)

神棚などのお飾りが外されました

早いもので今日は15日です

雪、霰など降ると心が浮きたつ私、ここ布良、相浜に珍しく朝ぽつぽつと霰が

道ではねかえってましたが

瞬間に消えてしまいました  たいへん寒い一日でした

今日は女正月(小正月)です 記念館の女性スタッフとお喋りしながら食べたくて

ばあちゃんはおしるこを作りました 白玉をたくさん入れてね

そこへ

千葉からお客様がいらしゃいました

記念館の入口の脇にある甕にうす氷がはっていました

俳句の季語ではうすらい(薄氷)とあるのよと お客様は

一句作ろうかなと話をしながら入っていらしゃいました・・

お客様の見学あとに もしよろしかったら お汁粉いかがですか ?と

すると

うれしい!食べる 食べる! 美味しいよ・・来年もまた小正月にこようかな 

なんて冗談をいいながら話がたいへん盛り上がり楽しい小正月(女正月)でした

 

 

 

元旦に来た贈り物

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あけましておめでとうございます 庭にでると 桜草・ポピー・水仙・菫・元気だよ

朝 着物を着て気分一新・・婆ちゃんだから着物は着れるよ

”はばのりをたっぷりもみて雑煮かな”・・一句 お粗末かな

お抹茶を点ていただく・・趣味で20年・・正坐できないの・・ガクー・・

すると郵便屋さん書留ですと来る?

その封筒には金婚おめでとう、とある 二人の子供名だ・・

私達は目がうるうる思わず😊笑顔!

お互いよろしくと昼間からお酒で乾杯でした・・きばって酒は八海山です

 

オープン 8か月

今年もあと数時間・風もなく私は布団も干しましたよ

歳のせいにして 私は 大根人参なます・ごまめ・数の子いりの松前漬け・くりの渋皮煮

お隣から黒豆・後は既製品にしました

ところで事務局より聞きますと

青木繁「海の幸」記念館小谷家住宅は8か月を経て開館日数94日、入館のお客様

2565名様をお迎えできました 国内外から29団体の皆様がお出掛けくださいました

慣れない受け付けなど諸々やっている私ですがスタッフのみなさんのお気持ちを伝えます

心からお礼申し上げます ありがとうございました

民間運営のため土曜・日曜のみ公開 維持協力金(入館料)は一般200円、小中高は100円です

末長い維持運営を目指しております

皆様 友の会員にお入り下さいますようお願い申し上げます

年会費は2千円です  特典はささやかですが入館料無料、会報送付です

どうぞ皆様よいお年をお迎えくださいませ

 

 

 

お飾りを吊る

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今年も無事終わりました・来年もどうぞよろしくお願いいたしますと

男衆が神棚にお飾りの物を仕上げる 藁を編み

その上に昆布・鰹節・鱒・するめ・さんま・を飾る 伊勢海老も飾ったりもする

お飾りやお供え餅など神棚にあげるものは一夜飾りはしないと言って30日に飾る

かってマグロ延縄漁業で栄えたここ布良・相浜にはまだこんな風習がわずかに残っている

青木繁「海の幸」記念館で男衆スッタッフが飾ってくれた・・うれしいね

ありがとう