お知らせ

【台風災害】木造校舎の屋根を応急修理

文化財修復専門家の榮山さん(愛する会顧問)が、木造校舎の屋根瓦の応急修理の調査で、屋根に上りました。

竜巻を伴う台風だったためか、大きく穴が空いた屋根の損傷部分は、えぐり取られているような状態だったようです。損傷部分の下はトイレで、教室ではなかったのは幸いです。
被害が広がらないよう、榮山さんらが当面の緊急措置をしてくださっています。

愛する会のメンバーも手伝って、ガラス割れの板止めや雨漏りの掃除をおこないました。

【台風災害】木造校舎の被害

令和元年9月9日未明、強大な台風15号が房総半島を直撃しました。

県指定有形文化財の旧安房南高校木造校舎は、屋根瓦が一部損壊しました。
一番ひどい箇所は、穴が大きく空いてしまい、室内から空が見えてしまう状況です。
また窓硝子が割れたほか、木造校舎の内部にも傷みが生じています。

地域が誇る木造校舎が痛々しい姿になってしまっていますが、文化財修復専門家の方などが、
応急措置を検討してくださっています。

【お知らせ】旧安房南高校木造校舎 見学会 ⇒中止

関東大震災から7年後、女子教育の殿堂として、昭和初期の技術の粋を集めた和洋折衷の建築。
左右対称に大きく羽を広げた白鳥のような、美しい地域遺産を一般公開します。
どうぞご来場ください。
●PDF:安房南高校見学会チラシ

【日時】2019年10月27日(日)10:00~15:00
【主催】千葉県教育委員会・安房高校
【運営】NPO法人安房文化遺産フォーラム
【協力】安房高等女学校木造校舎を愛する会
【後援】館山市・館山市教育委員会・千葉日報社・千葉テレビ放送・房日新聞社・(一社)館山市観光協会・館山商工会議所

【活動】歴史と伝統ある木造校舎をきれいに

6月16日、強い日差しのもと、校舎周辺の草刈りと校内の掃除をしました。
初めてお手伝いに来ていただいた方含め、総勢25名ほどが汗を流しました。

校舎周辺に元気よく生えてくる草、根の張りが強い草と戦いながらの作業。
また校舎は換気をしながら、積もった埃をきれいに掃除しました。

千葉県の有形文化財に指定されている歴史と伝統ある
県立安房南高等学校旧第一校舎。
温もりある木造校舎により磨きをかけていきましょう。

次回は7月21日(日)7時~ 草刈り・掃除です。
雨天の場合は、7月28日(日)です。
みなさんのご参加とご協力をお願いします。

【房日】190518*「安房地域の図書館史」語る(安房歴史文化研究会)

「安房地域の図書館史」語る
安房歴史文化研究会_25日に館山で公開講座

房日新聞(2019.5.18付)⇒PDF

安房歴史文化研究会の今年度第1回の公開講座(通算59回)が、25日午後2時から館山市北条の市コミュニティセンターで開かれる。安房文化遺産フォーラムの会員の関和美さんが「安房地域の図書館史」のテーマで語る。資料代として200円。

関さんによると、近代的な文庫や図書館が設置されたのは明治期から。安房地域で明治期に設置された文庫・図書館には、1903(明治36)年に開設された佐久間村(現、鋸南町)の「御大典記念私立奥山文庫」や、1912(明治45)年に設置された館野村(現、館山市)の「簡易図書館」などがあるという。

「学校図書館」については不明なことが多いが、千葉県教育史に位置付けられる旧安房南高等学校資料を確認しているなかで、学校図書館に関わる貴重な資料が発見された。その資料を検証するとともに、戦後日本の学校図書館の発展に重要な役割を果たした長狭高等学校図書館活動の資料などを紹介する。

安房地域の図書館活動に関わる人物や出来事では、とくに鴨川地域で戦前から文化活動のリーダー的存在であり、その後鴨川町図書館長として功績があった医師原進一氏を中心に取り上げる。あわせて今を生きる安房の「図書館人」に求められていることを考察するという。

問合せは、事務局の石崎和夫さん(0470-23-6677)へ。

【活動】旧安房南高校の草刈りと掃除

木造校舎の周りの草が伸び、今年も草刈りと校舎の掃除など、
環境整備の活動がスタートしました。
およそ20名の方が参加しました。

「草をきれいに刈った後は花を植えたいね」という声も。
きっと青空と木造校舎と花々がとても良い景観として、
より多くの人を魅了する 心の観光資源になりそうですね。

きれいな景観が保たれるよう、みんなで定期的に草刈り・清掃・
庭の手入れ を続けていきたいと思います。

次回は、6月16日(日)8:00~ 草刈り・清掃です。
みなさんのご参加とご協力をお願いします。

【房日】190120*「安房高女」の歴史を語る

「安房高女」の歴史を語る
安房歴史文化研究会、26日に館山で公開講座

房日新聞(2019.1.20付)⇒PDF

安房歴史文化研究会の今年度第5回の公開講座(通算57回)が、26日の午後2時から、館山市北条の市コミュニティセンター2階集団指導室で開かれる。NPO法人安房文化遺産フォーラムの愛沢伸雄代表が「安房の高等女学校にみる地域教育~大正期を中心に」のテーマで語る。資料代として200円。

愛沢代表によると、旧安房南高校舎は関東大震災後に再建された木造校舎。県有形文化財として地域の重要な文化遺産だが、現存している学校資料は千葉県教育史に位置付けられているだけでなく、地域の歴史文化を知る上で極めて貴重な文化遺産となっている。

1907年(明治40)、公立では県下二番目に設立され、大正期に県立移管となった。小学校教員養成校として大きな役割を果たした。大正期、安房地域に多数の小学校教員を送り出した意義は大きいという。

背景にある学校の教育姿勢や安房中学とのスポーツ交流、保護者の関わりなどを紹介する予定。大正デモクラシー期における自由教育では、安房郡小学校54校の取り組みは県下トップとされ、北条小など15校が最も優れていたといわれる。安房高女の教育実習校は北条小であり、安房高女出身の小学校教員はどうであったかを探ってみる内容。